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桃園空港(TPE)自転車送迎|空港MRT輪行新制度

桃園空港から台湾に入境し、そのまま自転車に乗り始めたい旅行者がまず直面するのは「自転車をターミナルからどう運び出し、次の交通手段にどうつなぐか」という点です。ルートを考えるのはその後になります。本記事では桃園空港の現在の2ターミナル体制、超過手荷物(単車箱)の預け方の実務、入境後の送迎動線、そして2026年3月に全線で解禁された機場捷運の輪行新制度を整理しました。全4空港を対象とした送迎ガイドシリーズの第1弾です。

第2ターミナル内の円形「桃園機場捷運サービス」案内カウンター。旅客が問い合わせている
第2ターミナルの空港MRTサービスカウンターSolomon203 · CC BY-SA 4.0 · ウィキメディア・コモンズより(トリミング済み)

T1・T2は通常運用、第3ターミナルは建設中

桃園空港は現在、第1ターミナル(T1)と第2ターミナル(T2)の2棟体制で運用されています。第3ターミナルの「北ボーディングコンコース」は2025年12月に延長搭乗エリアとして供用を開始しましたが、チェックイン・手荷物預け・通関業務は現在も第2ターミナルに集約されています。第3ターミナル本体工事は2026年4月に躯体最上階の完成とガラスカーテンウォールの設置を終え、内装工事の段階に入っており、2027年末までの完工を目指しています。つまり、自転車を持って入境する旅行者は現段階ではT1とT2の2棟間の移動のみとなるため、出発前に航空会社からの通知でチェックインターミナルを確認しておくのがおすすめです。フライトによっては直前でチェックインターミナルが変更されることもあります。

就航航空会社の内訳としては、T1にはチャイナエアラインとスターラックス航空の一部路線に加え、キャセイパシフィック航空やタイガーエア台湾などが発着し、T2にはエバー航空の全路線、チャイナエアラインとスターラックス航空の長距離路線、その他の外国航空会社が発着します。特に注意したいのは、米国運輸保安庁(TSA)の認証を受けているのは第2ターミナルのみという点です。そのため米国行きの便はすべてT2発着に固定されており、米国での乗り継ぎや直行便を含む行程では、通関から自転車の受け取りまでの動線もすべてT2内で完結します。

単車箱(バイクボックス)など超過手荷物は自動チェックイン機では扱えず、航空会社の有人カウンターへ

桃園空港の自動手荷物預けカウンター(セルフチェックイン機)は標準サイズの手荷物のみに対応しており、単車箱(バイクボックス)や輪行袋のような超大型・特殊形状の荷物はシステム側で受付できません。その場合は航空会社の有人チェックインカウンターで手続きする必要があります。つまり自転車を持って出国する場合は、一般の旅行者より余裕を持ってチェックイン時間を確保しておく必要があります。超過手荷物カウンターの具体的な場所は航空会社ごとに異なるため、出発前に利用する航空会社へカウンターの位置と手続き方法を確認しておくのがおすすめです。

到着後の受け取りについては、空港が現在提供しているのは「保税手荷物サービス」(到着手荷物受取所6番コンベア横、関税申告が必要な荷物の一時預かり・引き取り用)と、宅配通が提供する自転車を含む超過手荷物の梱包・宅配サービス(カスタマーサービス。0800-043-043)の2つで、いずれも預かり・宅配としての位置づけです。通常どおり預けた単車箱を受け取るだけであれば、一般の手荷物と同じコンベアで待つことになるため、実際の動線は到着時にターミナル内の案内表示を確認するか、地上係員に直接尋ねることをおすすめします。

入境後の柱番号での待ち合わせ、タクシー乗り場、駐車場

入境後の通関と手荷物受け取りは最も時間がかかる工程なので、自転車を担いでターミナルを出る前に、あまり早くから外で待つ必要はありません。通関から手荷物受け取り完了までには通常ある程度の余裕時間があるため、送迎車両はそのタイミングに合わせて到着すればよいのです。桃園空港はT1・T2いずれの到着ロビー外にも柱番号の標識が明確に設置されており(よく使われる待ち合わせ柱番号は16〜23番あたり)、事前にドライバーと柱番号を約束しておくと、人混みの中で説明だけを頼りに車を探すよりずっと楽です。

急にタクシー乗り場を利用したい場合、T1のサービスカウンターは到着ロビー1階西側12番ゲート向かいの車寄せに、T2は同じく西側26番ゲート向かいの車寄せにあります。自家用車で出迎えに来る家族や友人は、T1のP1・P2駐車場やT2西側のP4駐車場を利用するとよいでしょう。どちらも一定時間は無料で、それを超えると課金が始まる仕組みのため、短時間の送迎に向いています。実際の料金や無料時間は変更される場合があるので、現地の掲示で確認することをおすすめします。

機場捷運(空港MRT)は2026年3月から全線で自転車の持ち込みが解禁、ただし時間帯・車両に制限あり

桃園捷運空港線は2026年3月10日より、全線の駅(A12機場第一航廈、A13機場第二航廈、A14a機場旅館を含む)で、分解していない完成車状態の自転車の「輪行」持ち込みが可能になりました。一般的な自転車に加え、電源を切った電動アシスト自転車も対象です。機捷(空港MRT)を利用して輪行しようとする旅行者の中にはまだこの新制度を知らない人も多く、旅程を計画する際にはぜひ押さえておきたいポイントです。

「いつでも自転車を持ち込める」わけではなく、この新制度には少なくない制限が付いています。利用可能時間帯については、土曜・日曜・国民の祝日・振替休日は終日利用可能ですが、平日(政府行政機関の勤務日および振替出勤日)は10:00〜16:00、および22:00から運行終了までの2つの時間帯に限られ、それ以外の平日の時間帯は自転車の持ち込みができません。サイズの上限は長さ180cm・高さ120cm・幅70cmで、これを超えるとこの方法では持ち込めません。持ち込みには専用の自転車チケットを別途購入する必要があり、通常の距離運賃に一律50台湾ドルの追加料金がかかります。このチケットはすでに割引運賃扱いとなっており、他の身分割引や他の割引乗車券との併用はできません。

車両の位置にも制限があります。乗車できるのは普通車のみ(直達車=急行タイプは不可)で、しかも普通車の1両目にある1-1・1-2ドア、および最終車両の4-2・4-3ドアの区画のみが自転車の出入り・設置が可能な場所です。各ドア区画につき最大2台まで、列車全体では最大8台までの自転車を積むことができます。駅構内の移動は自転車を牽引して階段またはエレベーターを利用する必要があり、エスカレーターでの牽引はできません。乗車後も自転車は必ず身近に置いておく必要があり、目の届かない場所に単独で置いて離れることはできません。なお、自転車がすでに折りたたまれているか分解済みで、最長辺165cm以下・三辺合計220cm以下にきちんと梱包されている場合は、通常の手荷物と同様に無料で持ち込むことができ、前述の時間帯制限や追加料金の対象外となります。

機場捷運(空港MRT)で北部へ直通、中南部・山間部は乗り換えが必要

桃園空港は台湾北部・桃園市大園区に位置し、台北市街地とともに大台北生活圏に含まれます。目的地が北部であれば、機場捷運(空港MRT)の直達車(急行)が最も直接的な選択肢です。二次情報源による時刻表からの試算では、直達車は台北車站から第一航廈(T1)まで約35分、第二航廈(T2)まで約39分で、環北駅経由の普通車を利用すると約82分かかるとされています。実際の所要時間は桃園捷運の当日発表を確認してください。機捷のほかにも、台北車站まで直行する国道バス(例,國光客運1819系統)があり、所要時間は約55分です。

目的地が台湾中南部や中部山岳地帯(例えば日月潭や武嶺方面)の場合は、まず南下してから山間部の道路へ乗り継ぐ必要があります。台中方面の国道バス(例,統聯客運1623系統、國光客運1860系統)も選択肢になります。こうした長距離移動の実際の距離や所要時間については、台湾で現在、空港から特定の観光地までの区間距離を公式に発表した数字は存在しないため、旅程を計画する際はネット上に出回る推定値に頼るのではなく、その時点でリアルタイムの地図ツールを使って試算することをおすすめします。自転車と装備を一緒に運ぶ場合、こうした中長距離の道路移動こそ、まさにサポートカーが得意とする区間です。

機捷(空港MRT)の制限の外側を埋めるサポートカーの役割

機場捷運の輪行新制度は、「平日オフピーク・休日終日」の時間帯における、1人1台の自転車での短距離移動というニーズには応えていますが、複数人・複数台の自転車を伴うグループの場合や、旅程が機捷で自転車を持ち込めない平日の時間帯にかかってしまう場合、あるいは単車箱や手荷物の点数が機捷で運べる範囲を超えてしまう場合には対応しきれません。そうした隙間を埋めるのがサポートカーです。ターミナル出口の柱番号の位置で直接待ち合わせ、人と自転車をまとめて一度に運ぶことができ、車両数や追加料金チケットの制限を受けません。

24EZGOは2020年から自転車レースやイベントのロジスティクスサポートに取り組んでおり、7年の実務経験を積み重ねてきました。年間平均10〜20件のイベントを支援し、これまでに延べ3,000人以上にサービスを提供しています。現在は4台のサポートカーを保有し、1回の出動で最大8名・自転車8台まで同時にサポート可能です。桃園空港に到着してそのまま環島(台湾一周)ライドを始める場合も、武嶺のヒルクライムに挑戦する場合も、あるいは単に人と自転車をまとめて次の滞在地まで送ってほしいだけの場合も、フライトの時間・人数・自転車の台数をお知らせいただければ、それに合わせた送迎プランをご用意します。

出典

規定や路況は変わることがあります。出発前に各公式発表をご確認ください。

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